第2回教師力アップセミナー渡辺道治先生からの学び(河上・池田)
- 公開日
- 2025/06/22
- 更新日
- 2025/06/22
学生の学び
みなさんこんにちは!玉置ゼミ10期生の池田帆花です。私も渡辺先生の講演のなかで印象に残ったことを3点を書きます。
まず1点目は声の大きさが相手への説得力に影響を与えるということです。
70dBと75dBの声の大きさで話す二つのグループについて調査が行われ、わずか5dBの違いにもかかわらず、75dBのグループの方が「説得力がある」と感じた人が多かったそうです。人間は聞き分けられない、わずか5dBの違いでも相手の理解の深まりや説得力が上がることを知り、驚きました。セミナー後75dBの声はどれくらいの大きさなのか気になったので、実際に声を出して調べてみました。すると、想像よりも大きな声で驚き、普段自分がどれだけ小さな声で話しているかに気がつきました。特に子どもの前で話す時は堂々と、相手に伝えることを意識した大きな声で話すことを心がけようと思いました。
2点目は児童生徒を褒める時の声のトーンと視線の重要性です。
児童生徒を褒めたり、認めたりする際には、高めの声を意識して話すことで、児童生徒により言葉が届きやすくなることを学びました。さらに目を見開いて褒めることで、相手に伝わる力が格段に上がるというのも印象的でした。この2つのポイントはすぐにでも実践できるため、早速、今週の学童保育の現場で、児童と接する時に意識して取り入れてみたいと思います。
3点目は教師の立ち位置が児童生徒への関わり方に影響するということです。
学級に気になる子がいた場合、教師はその子の行動にどうしても目が向き、「注意しなければ」と思うのではないかと思います。そこで意識したいことが教師の立ち位置です。授業で集中できていない時、立ち位置を変えて近づくだけで、児童生徒に静かに気づきを促すことができると教わりました。繰り返し注意をすることは、児童の自己肯定感低下につながるだけではなく、教師自身もエネルギーを使います。だからこそ、立ち位置を少し変え、自ら気づかせるアプローチができるようにしていきたいです。
渡辺先生のお話しは、どれも現場ですぐに実践できることが多く、教員採用試験の面接にも活かせるヒントが詰まっていました。貴重なお話を聞かせてくださった渡辺先生、学びの機会をくださった玉置先生、本当にありがとうございました。(池田)