管理と放任のはざま
- 公開日
- 2008/12/26
- 更新日
- 2008/12/26
今日のひとこと
12/26 今日のひとこと
卒論の時期である。
教師が精密に指導しすぎると、自主性が育たない。
かといって、指示だけで放任すると、学生は何もしない。
この中間をうろうろしているのが普通なんだろう。
ここ数年間、卒論の時期に来ると、できるだけ少ないアドバイスでやらせることをモットーにしてきた。この方が学生にとっては伸びるようだ。
1、2学期はグループ形式で、2学期の後半からは個別指導でアドバイスする。
たまには大晦日まで指導しないといけないときもあるが、だいたいこれでなんとか学生はやりきる。
いずれにしても管理と放任のはざまが難しい。
一番成功したときは、学生自身が何をするか、どこまでやるか、どんな方法で調べるのか、そして調べることがおもしろいかどうか、この4点が明確なことである。
最後の研究そのもののおもしろさは、熱中することの最大条件である。
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