教職大学院における実習指導
- 公開日
- 2009/04/19
- 更新日
- 2009/04/19
大学に関すること・愛知教育大学教職大学院
☆教職大学院のカリキュラム
今年から教職大学院のM2(現職教員派遣生)の課題研究として、学校訪問して実習指導する。私の担当は、名古屋市立御器所小学校の角屋先生である。1学期だけで、私の訪問指導は4回くらいある。2校時に参観し3校時に指導する。私が行かないときは、蜂須賀先生が行ってくださる。定期的に実際に学校に訪問して授業診断して指導する。これは、教職大学院のカリキュラムの魅力である。
学校の受け入れ体制としても、時間割を組んでくださっている。ある意味非常に贅沢なカリキュラムである。一人一人の学生(教員)に対してとても手厚い指導である。
角屋先生は現職教員で応用領域、このほか基礎領域の学生も2年目になると、学校における実習をしている。こちらの方は、教師力向上実習1、2の合計8週間の実習がある。これに対しても大学教員が指導しにいく。学部における教育実習のように現場まかせということはない。また、彼らは、週二日のサポーターとしても学校に入るために、かなりの実務をこなすことになる。即戦力として育っている。
愛知教育大学の大学院には、教育学研究科と教育実践研究科(教職大学院)がある。現場へでて即戦力になるように育つ大学院は教職大学院のほうである。これは間違いない。
学問をするのならば、教育学研究科の方である。教職大学院のカリキュラムを実施するには、大学院の教員の負担は大きい。愛知県内を回ることになると大変なことである。それでも実践的指導力を身に付けてほしいという願いでやっている。大学院生活は価値ある2年間だと思う。
[志水廣の公式ホームページ]