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なぜ、復唱法なのか

公開日
2009/05/23
更新日
2009/05/23

今日のひとこと

授業は、教師は子どものことばを、子どもは教師のことばと友達のことばをよく聴くことである。これが授業の基礎・基本である。
しかも、丸ごと復唱することである。
言い換えをしない復唱である。
これができてから、次に言い換えしていくのがコミュニケーションの順番である。

では、なぜ、意味付け復唱法をする必要があるのか。
それは、授業という定義にかかわる。
授業は、教師と子どもとが生み出す空間である。
何を生み出すのか、それは「ことば」である。
お互いがわかりあえる「ことば」の空間である。
しかも、教材が訴えてくる文化を授業空間に創出させる「ことば」である。
創出させることは苦しい。でも喜びは大きい。この協働作業によって、文化を再創造できるのである。
[志水廣の公式ホームページ] 関連:意味付け復唱法