教材研究とは、読解である。
- 公開日
- 2009/07/15
- 更新日
- 2009/07/15
今日のひとこと
7/15 今日のひとこと
教材研究とは、教科書の教材の読解をすること。教師の読解力の育成が急務である。
教科書に何が書かれているのか。
何が目標なのか。
どんな筋で書かれているのか。
これらを読みとって解釈することである。
この読みとるためには、
1.問題を解いてみること。 そうすると、解き方がわかる。
特に練習問題を解いてみると、1つ1つの問題の違いがみえる。この問題はくりさがりがない、この問題は繰り下がりがある。この問題は空位の0がある。などとわかる。
その次は、言語化である。
すなわち、言葉にしてみるのである。さきほどの「この問題はくりさがりがない、この問題は繰り下がりがある。この問題は空位の0がある。」とメモすることである。
メモすれば、それは特殊な事態から一般化へとつながる。
2.筋を読むこと。
数学の説明は、文章と式で説明される。このとき、文章を1つ1つの意味を吟味する。まさに短区切り意味再現法である。次に、式の説明を読みとることである。
この式の読みとりはかなりやっかいである。というのは、式に慣れてしまうと、そこに横たわる論理、つまり理由が見えなくなっているからである。これまた、理由を言語化することである。
こういった地道に作業を通じて、教材研究力がついてくる。
[志水廣の公式ホームページ]