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笑瀾万丈25 ☆修士論文作成

公開日
2024/03/31
更新日
2024/04/01

志水 廣:自己紹介・書籍紹介 笑瀾万丈

☆修士論文作成
 二年目は、大学院の授業は少なく、修士論文を書くことが一番のテーマであった。
 一年生の後半から、なかなかテーマが決まらなかった。そのために、筑波大学に赴任されていた三輪辰郎先生のもとへも訪問に行った。結局、決まったのは、神戸市の教育研究所に通っていた研究の継続発展であった。簡単に言えば数と計算のつまずき分析である。
 修論のテーマは、「児童の理解度からみた分数教材の構造化」であった。梶田比叡一氏の手法、そしてIRS分析という手法を使って、分数のつまずき調査を実施してまとめあげた。また、現場からの研究ということもあり、ぜひとも実践的な研究をしたいので現場で授業研究もさせていただいた。
 二年生の二学期になると睡眠時間は四時間で根を詰めてやった。研究とはとことんやるものだという態度はここで培われた。