☆現場調査での波乱

　計算の調査については小学校三年生から六年生まで各学年３００名規模の調査を実施した。このとき、友人の方々にお願いできた。また、所属校の先生にもお願いしてさせていただいた。校長先生にもその旨をお願いをして承諾をもらっていた。しかし、ここで波乱が起きた。私が調査依頼したことに対して横槍が入ったのである。それもそのはずで組合が反対して大学院に行ったわけだから、別の先生からの妨害が入った。「なんで、そんな調査を引き受けるんや。」と。ところが、私が依頼したＫ先生は「私は志水先生を信じているから。」と言って快く引き受けてくださった。このことは後から聞いた話である。これは、とてもありがたかった。私とＫ先生との信頼関係で成り立っていたから調査は実現した。
　また、小学校三年生に授業研究実習を三週間ほどさせていただいた。これはＡ先生が学年主任で引き受けてくださった。
　状況を考えれば難しいところであるが、Ｋ先生、Ａ先生とは、同じ学年であったり、同じ研究部であったりしたので、私の性格もわかっていてくれたからである。お二人には本当に感謝した。だから、かなりの年数、年賀状を出し続けた。たった一回の恩義かもしれないが、困ったときの助けは身に滲みてわかる。　

教訓：困ったときに本当に助けてくださる方にはずっと感謝の念を持ちた　　い。