一宮市学校教育推進会議+アルファ
- 公開日
- 2010/06/05
- 更新日
- 2010/06/05
今日のひとこと
6月4日、愛知県一宮市学校教育推進会議が開かれた。
谷市長が顧問で今川先生が会長、志水が副会長で、学校関係者、地域代表、教育委員会のかなりのメンバー、それに新成人代表までいる。
ざっくばらんな会議である。しかし、な意味は濃く、確かなデータに基づき一宮の教育推進について話し合っている。
おそらく7年間くらいこの会議に出席しているが、今後のかなり方向性が見えてきた。
推進プランの具体的な中身に「○付け法」、「音声計算」および「ペア対話」などが盛り込まれている。特に中核都市規模の一宮市全部の学校で音声計算をやろうというのはすごいことだと思う。また、訪問研修アドバイザーの制度も素晴らしい。
この会議が終わって、今回はスペシャルバージョンがあった。指導主事を集めて学校コンサルティングの方法を40分間ほど写真を交えながら具体的に話した。
授業診断のアドバイスで、正論を話すのは初歩のレベル。それは当たり前である。そんな正論で教師の授業力が上がるのだったら、みなさんすぐに上がっている。それがうまくいかないからどうすればよいかである。
授業者は、年代、経験、個性全て異なる。同じアドバイスというのがそもそも変である。
相手の授業力を見極めて、どうすれば授業力が1段階上がるのかを考えて話すのがプロの世界。そのために、考えて考えて珠玉の一言を生み出すことだと話してきた。写真を見せながら実際にアドバイスした言葉を披露した。
基本は、長所伸展法である。短所は見えるけれど、この改善は容易ではない。
どんな授業でも生徒がのってきた部分はある。
これを見つけて、次への行動化を促すことである。
現場に出向いてアドバイスするとは、まさに即時評価・即時指導の世界である。
クライアントのこともあるので、珠玉の一言は、ここでは披露できない。
ただ、相手の実態を知・心・技の世界でつかみ、心から出る一言を発することだと話してきた。
[志水廣の公式ホームページ]