教えることの遺伝子
- 公開日
- 2010/06/08
- 更新日
- 2010/06/09
今日のひとこと
6/8 今日のひとこと
昨日、名古屋のM小学校を訪問した。大学院生のAさんがサポータとして入っている学校である。教師力向上実習もさせてもらっている。
そのAさんのサポータとしての指導をするためである。
かさしらべの授業を担任のX教諭はされていた。それをAさんは観察実習している。その観察実習の様子をさらに私が指導させていただく。
Xさんの授業はとても興味深く、課題、動機付け、算数的活動などふんだんに盛り込まれていた。まさにお手本だった。だから、Aさんにとってかなり勉強になった。実は、私も勉強になった。これは、公開講座でお話しよう。
授業の途中で、初対面のX教諭に挨拶にいった。すると、「先生、私は、先生に大学のときに習いました。私の顔を見てすぐに思い出しました。」という。愛知教育大学に来てから18年間にもなるので、たくさんの学生を教えたので、覚えてはいない。でも嬉しかった。Xさんは、なつかしさと恥ずかしさで緊張もあったようだ。確実に言えることは、長年の間に確かな授業力がついているということである。素晴らしいなあと思う。
そのような方にAさんは教えられてありがたいことである。
教えることの遺伝子はつながってくと感じた。
感謝しながら校門を出た。
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