長野県埴生小学校訪問
- 公開日
- 2010/06/15
- 更新日
- 2010/06/15
志水廣関係の講演・学校訪問の報告
6月14日、長野県千曲私立埴生小学校を訪問訪問指導してきた。3年目の訪問になる。
一言で言えば、みなさん、授業を工夫されていた。意図的に志水メソッドを取り入れていた。私は志水メソッドを見るだけでなくて、子どもの思考や教師の技を楽しく参観指導ができた。
埴生小学校は、算数の授業づくりに新人とこれまで組とが相互啓発されて研修していた。
埴生流が見えてきた。
写真のこれまで組の若林先生の授業は、深い教材研究のもと確かなキャッチ&リスポンスが授業の中で展開されていた。おもわず引き込まれている私がいた。驚いたのは、彼女が適用問題定着法をしたことだ。かさしらべのフラッシュカードをやっていった。圧巻は、このカードの最後に、「かさの計算」という言葉を引き出したことである。そして、かさの計算の指導に移行した。びっくり仰天。これまでの2年間、この方法について伝授していなかったのにもかかわらず、目の前で見せてくださり、その真意をつかんだ展開に驚きかつまた嬉しくもあった。
新人組の柳沢先生は、意味付け復唱法をうまく使って子どもたちを引き込んでいた。彼は新人と言っても30代ではあるが、前任校で普段から子どもの言葉を引き出したいという授業を展開したいたと思う。だから、意味付け復唱法を知って、使ってみてより有効に使えるようになったのだと思う。柔らかくかつ粘りのある授業だった。
どちらの先生の授業も、全体研修の素材として行うことができた。
私にとっても学びが多い参観だった。
[志水廣の公式ホームページ]