受容と強制
- 公開日
- 2010/12/12
- 更新日
- 2010/12/14
今日のひとこと
12/12 今日のひとこと
教育は、新しいことを教えることである。子どもの立場で言えば、新しいことを学ぶことである。
この学びは新しいがゆえに難しい。
数学では新しい抽象概念を形成するから難しい。
このときに、「考えるんだ。考えろ!」「「やるんだ。やれ!」という教師からのかけ声だけでは、子どもは不安で仕方がない。
挑戦してみて成功したら、自信になる。
でも、挑戦してみて失敗したら自信をなくす。
この不安感をなくすことが教育の役割である。
でも挑戦させることも不可欠である。強制しなければ放任になり、何もやらなくても済んでしまう。
こう考えると、挑戦という強制と不安感をなくす受容の両面が不可欠である。
受容の反対は拒否である。拒否は不安感を増大させる。
「なるほどなあ」「そうだね」という意味付け復唱法での受容。
「いいよ」「ばっちりだね」「そうそう、その通り」「そう、そこが難しいんだよ」という○付け法での受容。
この受容があってこそ、健全に学ぶ。
常に、受容と強制をともなって指導に当たりたい。
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