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大任小学校訪問

公開日
2011/02/11
更新日
2011/02/14

志水廣関係の講演・学校訪問の報告

2月10日、福岡県田川郡大任小学校訪問を訪問した。
今年度、大任町には3回目の訪問となる。

ゆさぶりあり、鍛えることあり、挑発ありと授業って本当に楽しいなあと思わせる授業であった。
例えば、富塚先生は、一メモリについていつくかなと問いかけ、1かなあ、10かなあとと言った。すると、子ども達は首を振った。いきなり100ともっていくのではなくて、揺さぶった。これが子どもの興味関心を誘いだした。
また、この授業では、多くの子どもが数直線上で6500の地点を探し出しが、ある子どもがなかなか探せなかった。6100.6200.6300と数えられなかった。
そこで、先生は、みんなで6000から7000までを100ずつ唱えさせた。5回ほど唱えた。すると、わからなかった子どもがだんだんと数えだした。そして、いよいよいその子に当てた。するときちんと数えることができた。拍手で待ちかまえている子ども達。
やったあ。クラスがひとまとまりになった瞬間であった。
こういう授業をしたいものである。

1年の渡部先生は、これまたすごい。常に子どもの状態を見守りながら次の教師の行動を決めている。この感覚のするどさにはびっくりした。全体を動かしつつ、一人一人の個も見ていた。久しぶりに学級担任をもったそうだが、切れ味がいい。

さて、午後の研修会は、大任町の大任小学校と今任小学校の合同研修会であった。
今回は、問題解決型授業の「見通し」について解説と、演習を行った。短いの時間ではあったが、教材研究を協議できてよかった。
その後、学級の子ども達の変容について報告があった。
これらの様子を聴いていて実に頼もしかった。
[志水廣の公式ホームページ]