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新テキストを使っての初級講座&リーダー養成講座

公開日
2011/03/21
更新日
2011/03/21

授業力アップ志水塾 過去の記事

3月20日(日)、愛知教育大学で算数数学授業力アップセミナー(志水塾)の初級講座とリーダー養成講座を実施した。
初級講座は15名、リーダー養成は6人であった。東京都、三重県、京都府、愛知県、岐阜県、長野県から参加された。
迎える側は、講師は、志水、落合、長谷川、大羽、山田の4人、院生2人と事務局の近藤であった。
初級講座は全く初めての参加の人ばかりであった。
はじめは硬い表情であったが、はじめの講演の半ばから柔らかくなってきた。○付け法と意味付け復唱法の講習も一度目はぎくしゃくしていたが、飲み込みが早く、どんどん進歩していった。講師たちの温かい支援のもとで受講者の技量を上げていった。

今回二つのことに挑戦した。
第1の試みは、志水塾の新テキストを使って講習したことである。
1月末に「志水メソッドを活用した算数・数学の授業プラン」(for next)を我が研究会から出版した。1000部自主出版して、2ヶ月で470部がでて行った。
このテキストは1年6ヶ月かかって作り上げたものである。このテキストは志水塾のテキストとして第3世代のものである。1月末の本大会では中級講座として使用した。2月の九州大会では初級講座としては使ったが、実技講習としては使っていなかった。よって、今回が初級講座としてはじめてである。
事前に落合さん、山田さん、大羽さんと企画を立てて、本番に臨んだ。
テキストには、学習指導案、○付け法の自力解決の教材研究ワークシート(自分で教材研究、解答)、意味付け復唱法(丸ごと復唱不法、授業シナリオ)が明示されている。
これらは講師にとっても使いやすく、また受講者にとっても一連の流れが示されているのでわかりやすかった。ただし、テキストをより生かすための講座運営についても考えることができた。
当日は、長谷川さんが来てくれたのでさらに厚みが加わった。

第2の試みは、リーダー養成講座をもうけたことである。この場合のリーダーとは、伝達者という意味である。初級講座の前に30分間、事後に1時間設定して、心構えから実際の伝達の仕方について学んでもらった。リーダー養成講座に参加されたのは、6人であった。私としてもどういうことに気を付けてほしいか、どのようにこの講座をうければよいかについて語った。事後には当日の講師の4人にも参加してもらい、アドバイスをいただいた。きっと気合いを込めて同僚に語ってくれるだろう。

一日、アットホームな感じで、有意義な研修講座となった。
この会にかかわった皆様に感謝します。ありがとうございました。
[志水廣の公式ホームページ]