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すごい伸び

公開日
2012/01/13
更新日
2012/01/13

志水廣関係の講演・学校訪問の報告

1月12日に長野県埴生小学校を訪問した。
4校時に5年生の柳沢先生の授業を見た。
彼は、昨年度、埴生小学校に転勤されてきた先生である。
この二年間の伸びはとてもすごい。

本当に、志水メソッドを取り入れて、自力解決の保証から意図的な意味付け復唱法までうまくやっている。
だから、授業が落ち着いている。
この前に1年生の市岡先生と柳沢先生は、昨年6月の愛知教育大学公開講座を受講された。
素直に授業づくりのこつを学ばれて取り入れている。
彼は、どこに○をつけたらいいか、日々悩む毎日ですという。これがいいのである。
だから、教材研究する。
写真の上に「なんかかけている」と子どもの発言のメモがある。これはかけ算を暗示している。
この発言が授業の最後で生きてきた。
しかも、ためをもった揺さぶりの意味付け復唱法である。
ここに、一瞬のドラマがあった。なんかかけているという子どもの顔が一瞬くもり、その後、晴れ晴れとした表情に変わった。自信に満ちた表情になった。
ドラマがあった。授業はドラマの創造である。子どもが主役となるドラマである。それは、子どもだけではできない。教師の価値付けも不可欠である。
教師と子どもが作り出すドラマ。30代前半の教師のすばらしさをみた。
黒板に子どもの一言を書こうという私がいつも言っているアドバイスが効果的な場面であった。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]