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活動に夢中になって取り組んでいる埴生小学校の授業

公開日
2012/01/13
更新日
2012/01/15

志水廣関係の講演・学校訪問の報告

長野県千曲市立埴生小学校を訪問した。
授業診断と講演をした。

埴生小学校は、源関昭先生が退職前の校長先生としてつとめられた学校である。
授業力アップわくわくクラブメールブック「悠愉」には、源関先生に投稿いただいている。
コンサルティングをはじめて4年目になる。
少しずつ授業改善がなされつつある。○付け法と音声計算練習は当然にように行われている。
しかし、目指すところは、「唯聴心」である。教育の理想である。

さて、市岡祥一先生が代表授業をされた。1年の100までの数の導入である。
今年赴任されて初めて1年生をもったという。子どもの育ちがすばらしかった。また、教師の仕掛けで本当に算数的活動に取り組み思考し、判断し、表現していた。
休み時間に児童机の中にブロックをそっとしまいこんでいた。これを子ども達は発見し、数えたくなった。わくわくなる瞬間であった。
子どもから「数える」ことと「まとまりをつくる」ということの違いが明確にでた授業であった。
途中授業が重くなったが、そこを適用問題定着法(ICT方式による)によってまた見事に子どもが算数的活動に取り組んでいた。

冒頭は、愛知教育大学公開講座で学習した数字の計算(福岡・新宮東小学校方式)を取り入れていた。
今後の授業力アップが期待できる授業内容であった。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]