本当にそうか
- 公開日
- 2012/07/30
- 更新日
- 2012/07/30
今日のひとこと
7/30 今日のひとこと
本当にそうかと考えることは、数学的に考え方である。
さて、考え方で、端的な言葉として、「はやい、わかりやすい、やさしい」という言葉がある。
8+3の場面では、数えたし、加数分解、被加数分解がある。
教師は、加数分解に無理矢理もっていこうとする。
数えたしの子どもたちには、もうひとつぴんとこない。
そして、とどめがどちらがわかりやすいでしょうと発問する。
一部の子どもが加数分解の10にした方がわかりやすいという。または、はやいという。
ある子どもが、数えたしのほうがはやくてわかりやすいと言った。
教師は向きになって、そんなことないでしょうという。
では、8+7で、かぞえたしと加数分解を比べようということになった。
結果は、見事、数えたしの方が速かった。
この場面を見て、子どもの方が正直だと思った。
数えたしも認めればよい。その上で、10のまとまりをつくるやり方は分かるかと問えばよい。すると、分かるという。
みんなは数えたしチャンピオンです。そこで、1年生では、10のまとまりチャンピオンにもなってほしいんだと言えばよい。
概念形成において、初めて出会う場面で、はやく、わかりやすい、やさしいを問うとおかしなことになることもある。
よく吟味して問いたい。
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