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意味付け復唱法への招待5 数学のよさを感じさせたい

公開日
2012/10/21
更新日
2022/04/01

算数・数学授業:志水メソッド総括 ○付け法、意味付け復唱法、音声計算、適用問題定着法など

10/21 今日のひとこと
数学のよさを感じさせたい。
でも、感じていない子どもがいたとする。
では、どうするか。

子どもの発言から、数学のよさを取り出して強調したい。
例えば、カレンダーを見て、「どの曜日もたてにみると7こずつ増えている」と発言した子どもがいた。
ここで、「7こずつ増えている」という言葉をまず褒める。
なぜなら、「数」で考えているからである。また、「増える・減る」という見方で考えている。
次に、「ずつ」という言葉をほめる。たての列のルールを見つけている。
さらに、「どの曜日も」は、一般化を表した言葉である。

子どもの言葉に数理が潜んでいる。
これを教師はわざと強調するのである。
すると、子どもは、この先生は、こういう観点で授業を進めていくのだと分かる。
はじめからよさを感じる子どもは少ない。
見方・考え方のよさとは、育てていくものである。
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