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小国小学校訪問 報告3 予想の検証

公開日
2013/10/11
更新日
2013/10/11

今日のひとこと

山形県小国小学校の示範授業より。

カレンダーのきまりを見つける場面であった。
どんなきまりがあるのか考えさせた。
「たし算ではない」と私は宣言した。

すると、「かけ算」、「ひき算」、「わり算」という声があがった。
真ん中の数かける3が正解である。
だから「かけ算」という予想に飛びついてもよかった。
けれど、あえて、ひき算、わり算も板書した。
そこで、一つ一つ検証していった。
予想がでることがまず良いことである。教師は、その予想を検証すればよい。

かけ算のきまりの発見についてのドラマをHPで報告した。
ひき算では、1+2+3=6のときには成り立たないことがわかった。
わり算はどうかというと、普通はだめだと思う。
でも、突然ひらめいた。彼らは6年生。だから、「できる」と。
2÷□=6となる数はあるかということを板書した。
分数があるじゃないかと、3の逆数の1/3である。
[真ん中の数]÷(1/3)である。
ここで、新たな発見があった。
このことを、「目からうろこ」だと小関校長先生がつぶやいたのであった。

授業は「知」と「心」の変容である。
これは子どもだけでなく教師もそうである。
この場面を通して、教材の新たなる価値を見いだした。私も変容した。
そういう子ども達に出会えたことに感謝したい。