実感すること
- 公開日
- 2013/12/05
- 更新日
- 2013/12/05
今日のひとこと
教職大学院の実習訪問で蒲郡市の形原小学校を訪問した。
応用領域の藤田さんの授業の参観と指導をした。
この問題はAグループとBグループの人数と平均の個数が分かっているとき、学級全体の平均を求める問題である。
結構ハードルが高い。
冒頭は、教科書の問題を丁寧に読ませることから始めた。
問題の中にある表からわかることを記入させた。
このときの○付け法は上手だった。
いろいろなやりとりのあと、自力解決させたほとんどんの子どもが全体の平均を求めることができた。
そこで、まとめに入ろうとしたので、私が少し介入した。
この空き缶の図は二つあるが、全体の平均が13個なんだから、左の紙と右の紙を並べてその差を動かせば13こになるはずだね。
藤田先生にやってもらいましょうと言った。
そこで、先生は平均というのはならすということだったから、ならしてみるよと話した。そして、13こよりはみ出た部分を切り取り右のBグループに動かしていった。つまり等積変形である。
すると、たては13こで平らになった。
ここで、「おおっ!」という声があがった。
数理の場面を式の計算だけではなくて、図の変形で実感をもたせると子どもは感動する。
これはとても面白いことであった。