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長野県米沢小学校 3

公開日
2013/12/09
更新日
2013/12/09

志水廣関係の講演・学校訪問の報告

4年の若手教師の授業(上、中の写真)に、子どもが「はっと」気づく瞬間があった。
数字のペアを示し、そこから100のかたまりを気づかせた。
この瞬間はとても面白かった。これは教科書の意図にそった展開でよい。
もともと問題提示から気づかせるまでのセリフはどうしても長くならざるをえない。それをうまく説明していた。

もう一人4年のベテランの教師の授業(下の写真)は、数字のペアについて問う発問から始めた。具体的には「工夫」について質問した。この授業はとても難しい。子どもが何を言うか分からないからである。100のかたまりについても、始めに「61と39で100ができる」、また「概数にしてたせばよい」という意見がでた。どちらのやり方でもうまくできるのだが、これを両方を認めることは実際の教師には難しい。そこを、うまく乗り切った。

二つの授業を比較してどちらがよいかという問題ではない。
どちらも存在するのである。
細かく攻めるか、おおまかに攻めるかの違いである。

同じ場面を3校時と4校時に分けて公開されたので、それぞれの特徴がでていてよかった。

長野県茅野市
http://www.city.chino.lg.jp/www/genre/0000000000000/1000000000108/index.html