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7月の今日のひとこと

公開日
2007/10/21
更新日
2007/10/21

今日のひとこと

[志水廣の公式ホームページ]

今日のひとことは7月から始めました。下に再現します。

今日のひとこと 7/13
 こどもはこども語で理解する。教師はおとな。おとな語で教えようとする。そこにずれが生じる。このずれを知り,うめるのが意味付け復唱法である。

今日のひとこと 7/14
 授業では音声言語と記述言語の2つがある。音声言語は消えてなくなるから意味付け復唱法,記述言語はノートに書かれているから教師は情報として読みとることが必要。だから,○つけ法。どちらも即時評価・即時指導が大事だ。

今日のひとこと 7/15
 授業力とは,下の公式で表す。総合力だ。だから,バランスよくのばすことだ。
 授業力の公式={(教材把握力)×(子ども把握力)×(指導技術力))} ×
(精神エネ九ギー)
 「算数好きにする授業力」より (2000/4/1刊行 現在 8版)
 http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html?bango=4%2D18%2D501815%2D0

今日のひとこと 7/16
 たった一つの「○」が子どもを喜ばす。反対に「×」をつけるとがっかりさせる。
どちらがよいかは明らかだ。

今日のひとこと 7/20
 たった1つの「○」が子どもを喜ばす。問題を解く行動を促進する。

今日のひとこと 7/21
 机間指導における○つけ法は,採点の○つけではなくて,励ましの○つけでありたい。これは,教育観の転換である。

今日のひとこと 7/22
 算数の話し合いの舞台に立つには,自力解決の場面で「解決できている」ことである。そのために,○つけ法がある。

今日のひとこと 7/23
 夏休みにあなたは授業力向上のために,何を行動するかのか。普段できない読書,普段できない研修会への参加。夏休みに本も読まない教師は終わっている。

今日のひとこと 7/25
 研修会でなぜメモをとらないのか。それは,受講者でありながら教師頭になっているからだ。子ども頭になっていれば学ぼうとする気持ちがあるからメモをノートに残す。
 「素直に学ぶ心」をもちたいものだ。

今日のひとこと 7/26
 授業で喜ぶ子どもの姿を見たい。そんなために,行動を起こすのです。
教材研究力,指導技術力,子ども把握力,精神エネルギーを高めるために行動を起こすのです。

今日のひとこと 7/27
 算数数学の授業で自力解決後の考え方を発表し話し合うためには,みんながなんらかの方法で解決できていることが前提である。これをおろそかにすると,遅れがちな子どもはいつもいつも解決できた子どもの考え方を聞くだけになる。これで,遅れがちな子どもの力はつくと言えるのか。

今日のひとこと 7/28
 27日の一言で,「みんなが」なんらかの方法で解けていることが大事と言った。では,「なんらかの方法」というのは,低レベルの方法でよいのだろうか。これまた,話し合いの場面で発表された後に,よさの比較から否定されてしまうのである。こんな授業を私はしたくない。何らかの方法というのは,本時のねらいであるB規準であるねらいで解かせたいのである。

今日のひとこと 7/29
 教材研究の第一歩は教科書の研究から始めるべきである。教材開発の本をいくつか書いた私がいうのだから。

今日のひとこと 7/30
 ○つけ法も意味付け復唱法も本気でやると成果がでる。29日に茨城県茨城町で志水塾の学習会を開いた。石崎小学校の学力の上がり方はすごい。本気で取り組んだ成果であった。

今日のひとこと 7/31
 授業ビデオを何度も見ること。1回目に見えてわかること,2回目に見えてわかることがある。特に,焦点をしぼって見ると見えてくる。この眼力を養うと,授業観察力が伸びる。