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「なるほどなあ」の難しさ

公開日
2022/04/01
更新日
2022/04/01

算数・数学授業:志水メソッド総括 ○付け法、意味付け復唱法、音声計算、適用問題定着法など

2/6  「なるほどなあ」と言うことが、意味付け復唱法の始まり。
ところが、授業で教師は、この言葉がなかなか出ない。
子どもの発言が教師の予想通りだと、それでよし、ということで、「なるほどなあ」と言わない。教師にとって当然のことだから、「なるほどなあ」と言えない。

子どもの発言が予想外だと、これをこの後どのようにつなげていくのかが見えないから、不安になり、「なるほどなあ」がでない。

まして、予想外かつ誤答だと、認められないので、「なるほどなあ」とは言えない。

「なるほどなあ」と言うことは、子どもの正答・誤答すべてに対して無条件に受け入れることができるということ。無条件に受け入れててくれたら、子どもの心は開く。
だから、「なるほどなあ」と魔法の言葉。
とにかく、「なるほどなあ」の口癖をつけるところから始めよう。
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