3つの要素
- 公開日
- 2017/01/08
- 更新日
- 2017/01/08
志水廣:書籍紹介
1/8 今日のひとこと
医療の役割は、診断→治療が普通である。
ところが、ある医師の講演を聴くと、診断の前に予防があるという。
なるほど、そうだ。
病気かどうかを診断する前に、病気にならないつまり健康でいられる状態をつくりだすことの方が価値がある。
つまり、予防→診断→→治療
の3つの要素が不可欠である。
医療と教育も似たところがある。
授業前に予防、授業中に診断そして治療をほどこすのが教育である。
すると、算数の授業前に予防措置をとることである。
これは、志水メソッドで言えば、「どの子もできる10分間プリント」で計算技能や知識を事前にそろえておくことである。
また、ヒント包含法も予防に当たる。
このあたりのことを「算数授業のユニバーサルデザイン−指導技術編」(明治図書)に書いた。60のアイデアでどの子も「わかる」「できる」ように「かわる」。