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はじめに問題ありき?

公開日
2017/03/21
更新日
2017/03/21

今日のひとこと

3/21 今日のひとこと
算数の授業ははじめに問題がある。
というのは、教科書の冒頭に問題1があるからである。

これが問題である。

そもそもこの問題はどこから生まれてきたのか、なぜこの問題を考える必要があるのか、これが動機付けである。

ではなぜ、教科書は問題1から始まっているのか。紙面の制約があるからである。
動機付けのためには、前時の学習の振り返りから問いの発生がある。これを紙面上で表そうとすると、どうしても無理がある。45分間の授業展開を教科書の1ページに収めること自体が無理なのである。
だから、教科書はだめなんだという意見は、教科書づくりに携わっていない人がいうことである。
むしろ教科書をどう料理するかは教師の仕事である。

教師の仕事はその動機付けを考えることである。
あなたの学級の子どもに応じた動機付けを考えてほしい。