５月２９日、広島県三原市立久井南小学校を訪問した。
http://www.mihara.ed.jp/~kuiminami-es/
昨年、６月に縁あって訪問した。今回で三回目である。
（統合する前にも訪問したことがあったが）
訪問してみてびっくり、授業の質が格段に上がっていた。
学校長の話によると、学力テストでは算数の点数はかなり上がったという。たった１年間だけど、あがった。これは、志水メソッドと久井南小学校の改善工夫の相乗効果だと思う。

さて、参観して、ベテランの授業に「愛」を観た。
Ｓ先生は、しっかりと子どもに力をつけるとともに、問いの発生が観られた。
子どもに自力解決させようとしたとき、子どもは筆算のわりざんをすると、「ええっ」となった。このとき、○つけ法は無理だからみんなで話すとよいよと助言すると、Ｓ先生は切り替えて「困っていること」を尋ねた。このときの子どもたちの発表の連鎖は見事だった。子どもたちの精神に安心感がある証拠である。

Ｍ先生は、やわらかい物腰で切り返して、安心感のあるまた粘り強い授業をされていた。

どちらもうまいなまあ。○つけ法についても、どちらの先生もできていた。
久井南小学校は、顧問学校で進歩の早い学校である。秋の研究発表会が楽しみである。
［志水廣の公式ホームページ]