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☆○つけ法の「声かけ」の利用

公開日
2008/06/29
更新日
2008/06/29

算数・数学授業:志水メソッド総括 ○付け法、意味付け復唱法、音声計算、適用問題定着法など

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☆○つけ法の「声かけ」の利用
 ○つけ法の「声かけ」は簡単なようで難しい。
 だけど,「声かけ」は,個に応じた机間指導という意味でとても大切なものである。一人ひとりに声かけをするので,どの子も育つのである。全員が「わかる・できる・身につける」ためにはとてもやはり○つけ法の声かけが有効だ。ここでは,「身につける」ための「声かけ」について事例を紹介する。
 広島県世羅郡K小学校のY先生の授業から紹介する。


 第4学年の筆算の割り算の場面だった。
 前時で,答えの確かめの仕方について指導した。そこで,Y先生はこの答えを確かめることを身につけさせたいと思った。そこで,○つけ法の「声かけ」で仕組んだ
 243 ÷6 の筆算をした。
 この筆算をさせていて,わざと「答えの確かめをしなさい」と指示しなかった。
 そして,○つけ法のときに,答えの確かめをしている子どもを見つけて,大げさにほめたのだ。
「ああ,答えの確かめもしているね。昨日のことをよく覚えていたね」
と「声かけ」した。すると,たちまち,他の子どもも答えの確かめをするようになったのだ。この後の適用題で場面で,私も○つけ法をさせてもらった。どんどんできていた。
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