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自力解決の○つけ法の実施ヒント

公開日
2008/08/06
更新日
2008/08/06

算数・数学授業:志水メソッド総括 ○付け法、意味付け復唱法、音声計算、適用問題定着法など

1.自力解決の○つけ法
 (1)自力解決の○つけ法の困難さ
 (2)ワンポイントの○つけ法
 (3)見通しを持つ○つけ法
 (4)実際の解決の○つけ法


2.自力解決
 (1)適用題と自力解決での○つけ法の相違
   <適用題>
   適用題では,問題解決の方法を知っているし,それは決まっている状態である。
   例えば,筆算のひき算の手順をあてはめていって,解決していく。
   つまり,「わかる」の段階は済んでいて,「できる」「身につける」ことに
   ねらいがある。
   <自力解決>
   自力解決では,問題解決の方法はわかっていない。各自の解決の見通しにしたがっ
   て,解決していくことになる。それは,正しいかどうかは不透明である。
   成功する場合もあれば,失敗する場合もある。
   正答:多様な方法
              これらをぱっと見て判断して
              ,助言の声かけを出していく。


   誤答:多様な方法,多様な誤答


(2)自力解決での○つけ法の対策
  ① ワンポイントの○つけ法
   ・見通しを正解になっているかどうかを確認する○つけ法
    この方法で,9割の子どもが見通しを持つように高める。
  ② とりあえず3分間頑張って○つけ法をして,その時点で,○つけ法を続行す
る か,一斉指導に戻すかを判断する。
  ③ ○つけ法がしやすい場所を視覚的に特定しておく。
   ・補助線など

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