「個に応じる」ことの勘違い
- 公開日
- 2008/08/06
- 更新日
- 2008/08/06
今日のひとこと
8/7 今日のひとこと
研究会でのある教師の発言。
「算数が苦手な子どもに対しては、社会科で認めます。」
これが個の特性に応じることだという。
また、続いて発言。
「計算の苦手な子どもは、図形が得意なことがあるので、図形のところで認めます。」という。
何か勘違いしていないか。
「算数が苦手な子どもはずうっと苦手でよいのか」
また、「計算が苦手な子どもは、ずうっと苦手でよいのか」
子どもは、「ぼくは算数が苦手だから仕方ないんだ。社会科で認められればいいんだ」とか「計算が苦手だから仕方ないんだ。図形でみとめられればいいんだ」と本当に思っているのか。
やはり、心の底では、「算数が得意になりたい」「計算が得意になりたい」と思っているのではないか。
この心の叫びが、私の「愛の現れ」の詩なんだけれどね。
担任であるあなたが、子どもを変容させる役割なんですよ。
[志水廣の公式ホームページ]