不思議な一致
- 公開日
- 2018/08/21
- 更新日
- 2018/08/21
今日のひとこと
8/21 今日のひとこと
ある講演で上のフリップを見せた。
学校教育でできることは何だろうか。
学力と社会性を身に付けることである。
そこで、学力は、平均点がいくらかという漠然とした問題ではなくて、その生徒自身の問題である。つまり、個人に学力が身に付いたかどうかが問われるのである。
その生徒が、
漢字が読めるようになったのか、
計算ができるようになったのか、
理科でもその生徒がガスバーナーを動かせるようになったのか、
社会科で言えば地図の見方ができるようになったのか、
体育科で言えば跳び箱がとべるようになったのか、
これらは個人の問題である。
そこをフリップで表した。
さて、この講演の後で、ある校長先生から、地域の方から学力は個人の問題だと指摘を受けたと聞かされた。地域のかたと私が打ち合わせたわけではない。不思議にも一致したのであった。
同日に「個人」、「個人」とダブルに指摘されたのである。
だから、個人に迫る教育が大事なのだ。
協働とかいう前に、個人の看取りはどうなのか、個人への助言はどうなのか、
そこを考えないかぎり、教師集団に当事者意識は生まれない。
だから、○付け法であり、復唱法なのだ。