学校日記

教頭先生と学ぶ雅楽:笙の音色に包まれて

公開日
2025/01/27
更新日
2025/01/27

授業

1月27日(月)2限目
本日は、1年生の音楽の授業で雅楽の学習を行いました。特別ゲストとして教頭先生をお招きし、笙の音色を奏でていただきました。 教頭先生は15年前に雅楽を始め、毎年春と秋の神社の祭りには伶人として参加されているそうです。

その音色は太陽の光を表現していると言われており、まるで奈良時代にタイムスリップしたかのような感覚を味わいました。時代を超えても違和感のない音色は、どの時代にもマッチする魅力があります。

笙は演奏前に20分ほど電熱器で温める必要があるそうです。いきなり演奏するとリードを壊してしまい、音色が狂うとのことでした。演奏後も20分ほど温めて内部の湿気を乾燥させる必要があります。

笙の歴史
笙は奈良時代に中国から日本に伝わり、雅楽の一部として使用されるようになりました。その形状は17本の竹管が円形に配置され、鳳凰が翼を広げている姿に似ていることから「鳳笙(ほうしょう)」とも呼ばれます。笙は天の音(太陽の光)を表現する楽器とされ、その透明で浮遊感のある音色が特徴です。中国、北朝鮮、韓国、ラオス、タイにも笙や笙に似た楽器があります。

本物の笙を見たのは初めてで、その音色を聴いたのも初めてでした。教頭先生、ありがとうございました。