学校日記

寒さを乗りきる

公開日
2009/02/04
更新日
2009/02/04

校長からのメッセージ

大寒が過ぎ、まもなく立春を迎えます。校庭の梅が昨年より少し早く咲き始めましたが、2月の異名として、梅見月をはじめ如月、仲春、麗月、初花月等があります。  
さて、3年生は後期期末テストを終え、いよいよ入試に向かいます。体調に十分気をつけ、気持ちを強く持ち、落ち着いて受験に向かってほしいと思います。1・2年生は来年への希望や期待を強め、学校の主役としての自覚を大いに持ってもらいたいものです。2年生は進路ガイダンスとして、また高等学校との授業交流の一環として、松阪工業高校の出前授業を受けます。
旧市内の中学校7校は、今年の9月から学校給食が始まります。この学校給食開始に向けて、学校では給食の配膳・保管室の設置、2・3階へ運ぶ昇降機の設置等の工事が始まってきました。
ところで、「冬来たりなば 春遠からず」という言葉があります。これはイギリスのロマン派の詩人、シェリー(1792〜1822)の「西風に寄せる歌」という長い詩の最後の一節です。冬がやってくればもう春が間近ですよということですが、この冬は単なる季節の冬ではありません。苦しいこと、つらいこと、我慢せねばならないことであり、これに耐え抜けば、必ず春、すなわち充実したこと、輝かしい希望が、冬の次に暖かい春が来るように回ってくるはずで、いかに苦しさ、つらさに耐え抜いていくことが必要かを言っている言葉です。シェリーは努力とか、成功とか硬い言葉を使わずに、くじけずにもう少し辛抱しようと巧みに、冬の西風にこと寄せて励ましを与えてくれています。