宇治少年院との3ヵ年にわたる共同研究が終了しました。1月24日午後少年院にてまとめの会が行われました。
- 公開日
- 2008/01/26
- 更新日
- 2008/01/26
その他
長年に渡って初等少年院として非行少年の矯正教育に当たってきた宇治少年院は非常に残念なことではありますが3月末で閉鎖となります。今回共同研究の最終報告会を行いました。筑波大学大学院人間総合科学研究所の熊谷恵子准教授による「発達障害の行動傾向を示す少年院少年の認知傾向及び算数学力に関する調査研究」の報告、現在筑波で熊谷先生指導のもと大学院で研究中の熊上氏(さいたまの家庭裁判所の調査官)の発達障害を有する触法事例に関する研究の発表があり、最後に竹田が宇治少年に今までの取組みについて講演しました。宇治少年院は品川裕香さんの「ごめんなさい」の著書で一躍有名になりました。最初の基礎作りをされたのが向井義、当時宇治の首席専門官をされていた先生です。彼は、少年院の指導には一人ひとりのニーズに応じた指導が必要と考え発達的な視点を初めて取り入れた方です。