1月27日の給食
- 公開日
- 2014/01/27
- 更新日
- 2014/01/27
給食室
・ 黒豆ごはん
・ 牛乳
・ ぶりの照り焼き
・ 食べて菜のごまあえ
・ 冬の月菜汁
・ 和三盆糖
「和三盆糖」について
今日の献立は香川県や丸亀市でとれた食材をふんだんに使っています。今日は、その中の一つ、香川県の特産品である「和三盆」という砂糖について紹介します。
香川県では江戸時代から砂糖作りが盛んで、塩、綿とともに「讃岐三白」と呼ばれていました。この砂糖作りを確立し、さぬきの特産品となるまでには向山周慶という人のはたらきがありました。向山周慶は、今の東かがわ市白鳥で生まれました。このころの讃岐は、日照りなどで米の不作が続き、高松藩の財政は苦しく、高松藩のお殿様は、穀物に変わる産物として、さとうきびの栽培と砂糖を作る技術の研究を進めさせていました。向山周慶は、この研究に打ち込み、砂糖作りの技術が進んでいた薩摩藩の友人の協力も得て、56歳の時に白砂糖の製造方法を確立しました。向山周慶のたゆみない努力が生んだ砂糖は、さぬきの人々の生活を救い、後に「和三盆」として全国に知られる特産品になりました。郷土の人が生んだ「和三盆糖」を味わっていただきましょう。