10月27日の献立
- 公開日
- 2014/10/27
- 更新日
- 2014/10/27
給食室
・ゆかりごはん
・牛乳
・さばのたつた揚げ
・キャベツのしらすあえ
・湯葉のすいもの
・八つ橋
「京都の食文化」について
今日の給食では、京都にまつわるたべものである「さば」「湯葉」「八つ橋」を取り入れています。
京都には「さば街道」と呼ばれる道があります。鉄道や自動車が普及する以前の時代に、福井県の若狭湾でとれた「さば」を歩いて京都に運んでいた道です。とれたての「さば」に塩をまぶして夜通し京都まで運ぶとちょうどよい味になることから、運ぶ人たちは寝ずに歩き通し、京都の人々はその到着を待ち望んだと言われています。
次に「湯葉」は、精進料理の材料の一つとして使われているたべものです。精進料理は肉など動物がもとになるたべものを使わないことが特徴で、お寺のお坊さんの食事がこれにあたります。そのためお寺の多い京都の食文化として広まりました。湯葉は大豆から作られており、お肉のたべられないお坊さんたちの貴重なたんぱく質の供給源でした。
最後に「八つ橋」は、江戸時代に聖護院というお寺の参道における茶店で出されたのが始まりとされています。