【2/11和田裕枝1】4月の2週間が勝負!!
- 公開日
- 2012/03/11
- 更新日
- 2012/03/11
活動報告
セミナーは模擬授業形式で行いました。
指導のポイントをまとめてみました。
はじめに、和田先生の子どもたちを見るときに
気を付けていることを教えていただきました。
・ 子どもの発言を聞くときには、全体を見ている。
・ 他の子どもがどういう反応をしたのかをみて、子どもの理解度を把握している。
・ 子どもを見るために動く。よく聞くために動く。
・ 最初の2週間で学習規律をつくる。がんばろうという子ども達の姿を保護者に
みせたい。
(1) 朝の会の場面で
・ 朝の会は一緒にやる。子どもと一緒に立ってやる。
・ 姿勢を見ながらほめていく。
・ 健康観察は先生がする。「具合が悪かったことをよく伝えたね」と安心させて
やる。
・ 歌も、口を開いてない子には口を開けるように指導する。
・ 朝の会で、学級を一周する。
・ 立っているだけはしない。
(2) 音楽の場面で
○笛の指導
・ ますほめる。他の子が真似をするから。真似をした子も偉いとほめる。
・ ピーピーうるさいときは、「静かに」とは言わない。こうする。
「この列から行く。みんな待ってて。そーっと吹いたらそっと吹く。」
一人ひとり吹く。
「うまいね。」「指の持ち方がうまい」「音色がいいね」
「真似している人がいるよ」
と子どもを一人ひとりほめる。毎回すると絶対に音を出さない。
一音だけなら40人いても、3分以内で回す。
・ 先生の言った人だけ吹く。「男の子」「女の子」「朝ごはん食べた人」など、
いろいろなパターンで練習する。子どもが笑顔になるので、吹き方も元気に
なる。
・「一万円もらった気持ちで」「一万円落とした気持ちで」うれしいときとか
なしいときは吹き方が違う。曲のときもそうやって吹き分けようという。
(3) 国語の場面で
○音読の指導
・ 一斉読みのときは、いつも周りながら合図を決める。
・ 「トントンとやってもらった人は上手に読んだ人」と言って教師は歩きながら、
背中を触っていく。口を観察しながら肩をトントンしていく。
・なかなかできない子も、先生が通る寸前に声が大きくなる。
・教科書でなく、子どもを見ている。子どもの口を見ている。
・耳で聞いて、どの子ができていないかを把握しながら見ている。