【青山新吾先生セミナー7】子どもとの関係を築くことの大切さ1
- 公開日
- 2012/12/01
- 更新日
- 2012/12/01
活動報告
別の学校の話。男の子B児が教室で寝ころがっていた。前の年,担任が途中で変わったと聞いた。そのクラスは,騒ぐ人もいないけど,発言する人もいない雰囲気。支援の先生が入り、B児につきっきりの状態でいた。武道の有段者の若い男の先生で,すごく優しく声をかけていた。
私が,「B児は先生が達人って知っているの?」と聞くと,「知らないですよ。そんなこと言っていいのですか。」と答え,驚いていた。私は,これだけ毎日いっしょにいる先生と子どもの関係は何か。もっと先生と子供どもとの関係を結んだほうがいいと思い,「B児に先生の大事にしてきたことを伝えてもいいのでは?」と話した。
その後学校に訪れると,B児が支援の先生に「弟子入りした」と聞いた。大きく変わった様子はないが,先生に対して一目おいている感じだった。子どもが、誰かの話に耳を傾けようとする,そのような関係は重要だ。