【青山新吾先生セミナー9】白黒つけることだけが大切ではない
- 公開日
- 2012/12/01
- 更新日
- 2012/12/01
活動報告
< A君とB君がけんかをした場面 >
A君がB君をたたいた。
先生が「叩いたよね?」と聞くと,A君「うん。」といい自分がたたいたことを認めた。
先生が,「B君に謝ろうか。」というと,A君は「なんで謝らないといけないの?あいつが先に悪いことを言った。」という。
「いつ?」と聞くと,A君は,「去年言った。」と言う。
過去のことを持ち出して、認めないのである。事実は認めるけれど、謝る必要性を認めない。
そこで、悪かった度合いを10段階で示して,どれくらい悪かったかなと聞いてみる。「4悪かった。」とA君が認めたならば,「じゃあ,4悪かった分だけ,謝るのが筋だよ。」とわかりやすく説明する。
物事を、「0か10」,「白か黒」といった二分法でとらえる子もいる。間がないのである。子どもにとってわかりにくい世界をわかりやすい世界にすることが大切。その結果として、相手に謝れれば「謝れたことはりっぱだね。」とほめてあげられる。