【1/11堀裕嗣先生4】教師の資質
- 公開日
- 2014/01/23
- 更新日
- 2014/01/23
活動報告
1 いつも笑顔でいること
学校の先生にもっとも大切なことは笑顔。上機嫌でいることを生徒に見せつけること。先生同士が仲が良いと見せつけること。自分のすぐそばに、仲の良い上機嫌の大人がいるということほど、教育的価値が高いことはない。
2 孤独に耐える力をもつこと
自分のクラスの子が上級生にいじめを受けた場合、いじめた側の保護者がうるさい人で対応に苦慮している。向こうは向こうでこっちの非を突いてくるときがある。その時に、「しょうがないや」と言って、対立を避けるために子どもや保護者に損をさせるということをやってはいけない。孤立を怖れず、自分の学年の先生や生徒が損をしないように頑張るのもリーダーの役割。担任もリーダー。
3 無駄を大切にすること
一年中ビデオを作っている、子どもたちと一緒に。243人が笑いはじける。それを3年間共有して過ごすことに意味がないと思うか。このビデオは学年の雰囲気づくりにものすごく寄与している。ぼくが発案して作っていることをだれもが知っているので厳しい生徒指導をされても仕方がないと思うようになる。
4 必要なときに馬鹿になれること
人が馬鹿になれるには条件がある。それは仲のよい集団であること。フルーツバスケットの罰ゲームを、おとなしい女の子が笑ってできるとき、学級経営は成功したと言える。いろんな手だてで、仲のよい集団を作らなければならない。
5 いつでも変われること。いまを壊し、新しい自分になるのを怖れないこと
教師は現状維持が好き。外圧や子どもが荒れるとかがない限り、職員室は現状維持が好き。