【11/8 和田裕枝先生4】
- 公開日
- 2014/12/17
- 更新日
- 2014/12/17
活動報告
セミナーの後半では、まず、受講者の先生方に5年「整数」の単元を使って授業の流れを考えてもらいました。その上で、和田先生に模擬授業を行っていただきました。
【問題】
たて6cm横8cmの長方形のタイルをならべて、正方形を作りたいと思います。1辺の長さは何cmになりますか。
◎指導のポイントをまとめてみました。
・教科書の表記の「できるだけ小さい正方形」を抜いて問題提示をする。これにより、できるだけ=最小公倍数ということを子どもが発見できるような授業展開にする。
・長方形の具体物を並べ、正方形を作る。1辺が24cmの正方形だけでなく、1辺が48cmの正方形も作り、1辺が72、96・・・cmの正方形もできることを予想させる。できる正方形が一つでないことを気づかせる。
・集団解決の中で、72cmの見つけ方を発表させ、48cmや72cmを公倍数として認識させる。
・1辺が24cm、48cm、72cm、96cm・・・となる正方形の中で、できるだけ小さい正方形を選ばせる。「できるだけ」という条件を後から付け加えることで、スモールステップの授業展開にする。
・適用題として100cmに近い正方形はどれか選ばせる。
・最後にできるだけ小さいということが最小公倍数だということを気づかせる。