20代からの教師修業 出会いと挑戦 −6−
- 公開日
- 2015/07/19
- 更新日
- 2015/07/19
活動報告
恩送り 倖せとばし
言葉にこだわる福山節が続きます。
“教師は鉛筆人間になれ”
これは、芯はぶれないが、周りの人(子供)に気を使える(周りは木)。
人に合わせてHB、Bなど濃さを変えられる。鉛筆を削る→身を削って人のためになれ。
また、“教師はバカ(馬力、化力、場力)になれ”
その場所で頑張れる、どんな場所でも力になれる。
土井先生からは、どんどん本を読めといわれました。
福山先生の庭には書庫があります。“本は頭の栄養” なのです。
これまで、多くの人の本を読んできました。
・岸本裕史先生
・斎藤喜博先生
・大西忠治先生
・西郷竹彦先生
・青木幹勇先生
・大村はま先生
・向山洋一先生
・野口芳宏先生
・有田和正先生
師匠・有田先生が下関へ来た時のこと。
関門海峡の風景から、何か疑問が浮かばない?
有田先生は、子供のことを考えた授業にしろ、旅学びをしろといつも言っていた。
ここは交通の要所のはず。新幹線はどこ通っている?車は?
“見えない所を子供に伝える”のが授業。
有田先生はそこから発問を13個考えた。
教師が多くのことに関心を持つことが大切なことを、有田先生の姿で教えていただきました。
福山先生の話題は尽きません。
狩人(かりうど)のように、うどが付く漢字を10個書こう。周りと交流してもよい。
周りと交流しながら、素人、玄人、蔵人、若人、仲人、商人等を見つけていきました。
人に聞くことは、行動(こうどう)⇒ 請う動 ⇒ 幸動 になるのです。
色んな人の知恵を出し合うことを “三人寄れば文殊の知恵”と言う。
“知層をためよ”
“出会い”は宝、共育は協育になり、響育になる。
凝った魚の手紙が郵便で送れることを教えると、かまぼこ板やうちわを送ってきた。
段ボールの手紙(裏に糸で住所・名前が書いてあった)をくれた子はデザイナーになった。
“手間をかける = 心の時間”である。
最後に、若い頃に教師修行を積んだ者として、メッセージが贈られました。
受けた恩を、次の人に送るのが、恩送り。倖せとばし。
自分がしてもらったことを、次は誰かに返してあげたい。
喜びを分かち合えば、倍になる。
これを“運呼”という。
最後まで言葉にこだわった、福山先生らしいオチでした。
アンケートは、ここから見ることができます。