学校日記

ハララキ体験活動⑤(イナキビ収穫)

公開日
2026/09/07
更新日
2026/09/08

ハララキ体験

 9月7日(月)、ハララキ体験活動で、イナキビの収穫を行いました。今回も二風谷のシケレぺ農場さんから3名の講師の先生が来てくださいました。最初に、畑作業に関わるアイヌ語の復習をしました。イナキビ=シプ、土を耕す=トイタ、種まき=チャラパ、草取り=キナカ、間引き=ムンリセ、水をかける=ワッカ カシオタ、収穫=イチャ、刈り取る道具=ピパということをおさらいしました。

 次に、今日の作業の手順を確認しました。①イチャ(収穫)、②収穫した穂を温室へ、③キナカ(草取り)をしました。講師の先生から、イナキビ以外の草を取らないこと。小さいイナキビの穂も忘れずに取ること。採らないと小さい穂が泣いてしまうよという話をされました。詳しくお話を伺うと、アイヌの民話に「ノカン ムンチロ プ 小さなアワ(粟)の穂」という話があるそうです。あるお金もちの畑で、大きなアワの穂だけが刈り取られ、小さいは取り残されて悲しい思いをしていたそうです。ある時、まずしいおばあさんがやってきて、小さい穂が刈り取られずに残されているのに気づき、刈り取ってくれました。刈り取られた小さい穂たちは、そのおばあさんの家に連れていかれ、そこで囲炉裏の上で乾燥され、脱穀して、捏ねられてシトになります。そのように大切にされた食べ物の神様は、立派な神様になって、次の年から大きな穂が育つようになり、暮らしも豊かになったというお話です。小さな穂でも、けっして粗末にしてはいけないというアイヌの人たちの考え方を伝えてくれるお話です。子どもたちは、講師の先生のお話の通り、小さな穂も粗末にせず、全て刈り取ろうと頑張ることができました。収穫する時は、先週作ったピパを使って収穫しました。慣れるまで苦労しましたが、やっていくうちに手首を上手にかえして、穂の部分だけ刈り取ることができていました。収穫した穂は、ハウスの中に入れ、乾燥させます。10月にイウォセ(脱穀)を行うので、楽しみです。