多摩地区訪問

令和6年度 多摩地区訪問  ~檜原村立檜原小学校を訪ねて~

校舎写真(桜).jpg 校舎全体.jpg 教室写真.JPG

6月10日に、多摩地区訪問及び隔遠地校等研究協議会が、檜原村立檜原小学校にて開催された。

当日は、檜原村教育委員会教育長の中村宗嗣 様、同教育課長の久保嶋光浩 様、隔遠地校等研究協議会 有賀康美会長をはじめとする各校長、東京都公立小学校長会から、植村洋司会長以下役員と事務局が学校を訪問し、授業・施設見学を行うとともに、隔遠地校の課題の解決に向けて協議を行った。


5 檜原小学校の現状と課題  

・ 山に囲まれた自然豊かな村。人口は2,000人を切っており、少子化で児童数も減少している。
・ 以前は、小学校8校、中学校3校があったが、現在は、村で1つの公立学校として、檜原学園として小中9年間の教育を進めている。
・ 檜原学園として、中学校との指導交流も進め運動会も中学校の校庭で一緒に行っている。総合的な学習の時間では、3年生で檜原の特産物や自然、4年生で自然環境や福祉、5年生で檜原の産業、6年生で檜原の歴史等を学び、中学校では、檜原の現状を考えた課題を設定し、考えていく教育活動をすすめている。
・ 体験的な活動を重視し、手厚い指導をしており、児童の学習に対する満足度は高い。
・ 学区域が広く、バスによる通学をしている。放課後の居場所は課題である。
・ 近年は、猿やイノシシ等が学校の近くまで来ており、作物を食べられてしまうこともある。児童の安全も含め、こうした動物への対応も必要になっている。


令和5年度 多摩地区訪問 〜八王子市立美山小学校を訪ねて〜

6月12日に八王子市立美山小学校において開催された。

八王子市教育委員会学校教育部統括指導主事の鴨狩淳一様、同指導主事の上田隆司様、隔遠地校等研究協議会 乙津秀敏会長をはじめとする各校長、

東京都公立小学校長会からは、植村洋司会長以下役員と事務局が学校を訪問し、授業・施設見学を行うとともに、隔遠地校の課題の解決に向けて協議を行った。

1 八王子市立美山小学校の現状
・ 学校の裏手には竹林があり、筍掘りも行っている。自然に囲まれている中で、地域の方の協力に支えられている。
・ 児童数は減少している。全校で5学級、児童は31名で、2、3年生が複式学級となっている。 担任が一つの学年を指導している時にもう一つの学年を専科教員が指導する等、工夫しながらの学校運営を行っている。
・ 少人数を生かして高学年では一人一人がプレゼンテーションを行う学習発表会や、運動会での活躍の場の設定等の工夫で自己肯定感を高めるようにしている。
・ 体育の学習や社会科見学等は、2校合同で実施する工夫もしている。
・ 今後、児童数がさらに減少した場合は、指導体制や学校運営を考える必要がある。また、人材の確保も課題である。

令和4年度 多摩地区訪問 〜奥多摩町立氷川小学校を訪ねて〜

令和3年度 多摩地区訪問 〜青梅市立成木小学校を訪ねて〜

多摩地区訪問及び隔遠地校研究協議会が,6月25日(金)に青梅市立成木小学校(荒井雄一校長)にて開催された。大字弘一郎会長以下役員と事務局,隔遠地校研究協議会員が訪問し,隔遠地校の教育への理解を深めるとともに,現状と課題を把握し,今後の東京都公立小学校長会の活動に役立てるため,授業参観と施設見学を基にした協議が行われた。

1 青梅市立成木小学校の概要
 青梅市北部の成木地区に位置し、 東西約11.0km、南北約2.5km、面積22.6k?という 広大な面積を学区とする。東部には加治丘陵に囲まれた平坦地が広がり、 中・西部は関東山地の山なみが続き、そのほぼ中央を成木川と都道(青梅—秩父線、青梅—軍畑—飯能線)が走っている。
 四季折々の自然景観はすばらしく、 東京近郊では近年少なくなった日本の原風景がここには今なお健在である。
 それぞれが120余年の歴史を持つ3校が統合して平成8年度に開校した学校である。 新たなる校風の樹立をめざして意欲的に教育活動に取り組む職員と 協力的な父母、地域とで学校づくりを進め、開校18年目に入り更なる発展を目 指している。