学校日記

【国際理解】端午節(たんごせつ)

公開日
2015/06/21
更新日
2015/06/21

今日の○年生

 「端午(たんご)の節句」って聞いたことありますよね?
日本では端午の節句に男子の健やかな成長をお祈りする風習があり,「男の子の節句」や「子供の日」として知られていますね。

どうして1か月以上も前のことを今さら??と思うかもしれません。
日本に伝わっている「端午の節句」のルーツは,お隣りの国,中国にあります。
今日(6/20)は「端午節」で中国を始め,多くの東南アジアの国々では祝日なんですよ。
じゃあ,どんな過ごし方をするのでしょうか?
私たちもよく知っている「ちまき」を食べたり,ドラゴンボートレース(ドラゴンボートの国際大会)で競い合ったりする祝日です。
ちまきは形と味は日本とは少し違いますが,笹で巻くところは同じです!
なぜちまきを食べたり,ドラゴンボートレースをするようになったのでしょう?

これは諸説あるそうですが,香港にいた当時,同僚に聞いたことがあるのですが,ちょっぴり悲しいお話が基になっているようです。
「戦国時代,楚(そ)という国で当時の人々に慕われていた『屈原(くつげん)』という政治家がいて,正義感が強かったそうですが,王様に反発して川に身を投げたそうです。
それを悲しんだ人々が屈原の遺体が魚に食べられないように、川にちまきをまいたことがちまきを食べるきっかけとなり,魚を追い払おうと船の上から太鼓を鳴らしたことが太鼓の合図に合わせてドラゴンボートで競い合うようになったという言い伝えが今も残っている。」とのことです。
私たちが口にしているちまきのルーツがこんなところにあるなんて,日本人学校で広報委員会の子どもたちと調べて初めて知った時,本当にビックリしました。
自分たちにとって「当たり前」だと思っていることが,国が違うと「当たり前じゃない」ことを知る度に,ワクワクしちゃいます。

これは今日の香港のドラゴンボートレースの様子です。
私も3回参加しましたが,見た目はそんなに辛そうに見えないのですが,練習した翌日は全身筋肉痛でロボットのような歩き方になるくらい,全身運動なんですよ。
信濃川でもドラゴンボートできるんじゃないかな?と思うことがあります♪
暦(こよみ)で日本とアジアはつながりが深いことがたくさんあります。
これからも紹介できたらいいなと思っています。

国際理解教育担当 神田