ふるさとの味を味わいましょう(1/24)
- 公開日
- 2013/01/24
- 更新日
- 2013/01/24
食育
給食週間4日目は,「ふるさとの味を味わう」給食です。
岩手県から青森県八戸地方でよく食べられているせんべい汁と笹かまぼこの南部揚げを調理しました。
せんべい汁は南部せんべいを浮かした汁です。江戸時代後期,ききんや凶作で,貧しい農民たちは,米を食べることができなかったとき,南部八戸地方では,麦やそばを食べて飢えをしのぎました。
その中からできた「麦せんべい」や「そばせんべい」が,現在の「南部せんべい」の始まりと言われています。
南部せんべいは,主食やおやつとしてそのまま食べるだけでなく,野菜やウグイ,キジ,山鳥,かに,うさぎなど,季節の具材を入れた汁物に,ちぎって入れる食べ方もします。
これが「せんべい汁」の始まりです。
ごまの入っている南部せんべいがとても有名なので,ごまを使ったものを「南部」といいます。
魚をすって笹の形に加工した「笹かまぼこ」を,今日は白と黒のごまをまぶして天ぷらにしました。
ごまの香りが香ばしいです。
新潟県ではあまり食べませんが,よく味わって食べることができたでしょうか。
日本全国には,どんな食材や食べ方,郷土料理があるか調べてみましょう。
食べた感想も聞かせてくださいね。
文責;給食室