ものづくり・デザイン科研修会
- 公開日
- 2014/08/13
- 更新日
- 2014/08/13
教職研修事業
7月30日(木)、8月4日(月)の2日間にわたり、高岡地域地場産業センターにおいて、ものづくり・デザイン科研修会を開催しました。この研修には、2年次の教員や、今年度に他市より転入された教員等、Aコース(青貝塗り)に21名、Bコース(砂型鋳造)に15名、合計36名の先生方が参加されました。高岡地域地場産業センターの斎藤技師に加え、伝統工芸高岡漆器協同組合や高岡銅合金共同組合の皆さんの丁寧な指導を受けながら、受講者は高岡の伝統工芸や産業を体験を通して学びました。
午前に実施した「青貝塗り」では、1日目に「下地研ぎ・中塗り研ぎ」「貝切り・貝貼り」などを、2日目に「ニカワ取り・貝むき」「上塗り研ぎ・仕上げ」などの製作工程を体験し、コースターの作業段階が分かる3つの作品を持ち帰りました。
午後に実施した「砂型鋳造」では、「オリジナルプレート」と「器(ブドウの葉)」の製作を通して、1日目に「原型製作」を、2日目に「砂込め」「鋳込み」「仕上げ」の製作工程を体験しました。
受講者は、高岡のものづくり体験を通して、それぞれの製作工程のコツを確認したり、伝統産業が栄えた歴史的背景を学んだりするだけでなく、優れた技術をもつ職人さんたちとの交流を深めながら、ものづくりにかける熱い思いを感じ取っていたように思います。
【受講者の感想】
・子供たちが行っている作業をただ見守るだけで終わっていたのが今年度の現状だった。この研修で実際に作ってみて、各作業の苦労や注意点などが分かった。来年度から子供たちにアドバイスや支援をすることができる。
・他の市町村から異動してきて、今、ものづくり・デザイン科の学習のない学年の担任なので、作品を作る過程を見るのも初めてでした。仕上がった作品は見たことがあったのですが、実際にやってみて分かった難しさや気持ちがありました。…いろいろ考えながら作れて楽しかったです。
・実際に体験することで、方法のみならず、やっているときの気持ちも体感することができ、とてもよかったです。子供たちもこのような体験を行うことで、工芸品に親しみをもち、見る目が違ってくると思いました。