理科教育講座自然観察(入門コース)
- 公開日
- 2015/08/27
- 更新日
- 2015/08/27
教職研修事業
8月21日(金)富山県総合教育センター科学情報部から多大なるご支援をいただき、理科教育講座(自然観察)入門コースを開催することができました。澤田昭芳主任研究主事、能登一昌研究主事、西谷裕子技師をお迎えし、生物・地学を中心とした現地研修を行いました。天候の悪化が懸念されたため、「自然に親しむ簡単なゲーム」を実施することはできませんでしたが、高岡市立万葉小学校を基点として、二上山山系や庄川等で次の5つの研修を行いました。
1.地層観察(岩坪)
2.化石観察・採取(五十里)
3.植物観察(二上山)
4.川の流れのはたらき(三女子)
5.学校周辺の植物観察(万葉小学校)
「1.地層観察」では、広大な地層のパノラマを観察しながら、二上山山系の地層の広がりを感じ取ることができました。また、土砂や岩石に関する豆知識や子供の関心を高める豆知識も教えていただきました。
「2.化石観察・採取」では、童心に返った先生方が、直径20cm以上のホタテ貝やウニ等の化石を夢中になって採取し、子供に見せるために持ちかえることができました。
「3.植物観察」では、二上山に生育する数十種類の樹木を中心に、その特徴等を説明していただきました。「600m以上に分布するブナが二上山山頂(274m)に生育している」という興味深い話も聞かせていただきました。
「4.川の流れのはたらき」では、小学5年で学ぶ「流水のはたらき」の観察の仕方や、資料の提示方法を教えていただきました。
「5.学校周辺の植物観察」では、万葉小学校周辺にも生育している草花を中心に説明していただきました。道路脇や田んぼのあぜに見られるキク科やアブラナ科の特徴や観察時期、昆虫との関連等について、実物と資料を対比させながら分かりやすく教えていただきました。
それぞれの観察地では、校外学習で訪問する際の手続き方法も教えていただきました。参加された先生方は、この研修で配付された50ページを超える貴重な資料を持ちかえることができ、今後の学習に活用されると思います。