研究室日記

5月21日 2回目のゼミ発表を終えて(安部)

公開日
2018/05/30
更新日
2018/05/30

学生の学び

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 こんにちは。4期生の安部です。だいぶ投稿が遅くなってしまいましたが、ようやく自分の発表を整理できたので記事をアップしたいと思います。

 私が今回発表した本は赤坂真二先生の『最高の学級づくり パーフェクトガイド 指導力のある教師が知っていること』です。なぜこの本を選んだかというと、やはり前回のセミナーで実際に赤坂先生の講演を生で聞いてとても感銘を受けたからです。先生が話される一つ一つの言葉が自分の中にすんなり入っていく感覚がありました。もっと先生から学びたい!と思い、今回の発表はこの本にしました。

 実習を控えているので少しでも実習に役立つネタをと思いまして
1.一年の計は学級開きにあり
2.少しの丁寧さが思春期との絆をつくる
と題しこの2点について発表させていただきました。

 1ではまず「先生と子どもたちとの出会いの日、持ちネタは必要だと思いますか」という発問をしました。予想通り「必要だと思う」に手を挙げてくれた人が多かったので、そのあとの展開がしやすい!っとその時はガッツポーズをしたいくらい嬉しくなりました。

 しかし、問題はそのあとでした。3つのグループから意見を出してもらい、それを集約して1番私が言いたかったこと、赤坂先生が1番この章で言いたかったことを伝えようとしたのですが、うまく伝わりませんでした。聞き手側の反応を見るとその手応えがいまいちだったのが明らかでした。学級開きで大切なのは子どもに安心感を与えること。これを伝えたかったのですが、この文言だけが頭に入っているだけで、ひたすらこの言葉だけを連呼してしまいました。同じことを繰り返し言ってもそれは説明にはなりません。1番伝えたい言葉をバシっと言って、そのあとそれを補足する説明をしないと聞き手側には響いてこないのです。当たり前のことですが、このことを忘れてしまっていました。同じことを言われても全く同じことを想像するはずはありません。伝え方次第で伝わることもずいぶんと変わってきてしまうことを今回の発表で学ぶことができました。

 では、どうすれば聞き手にしっくりくる説明ができたのか、それは自分の中で学んだこと、教材内容を噛み砕いて理解しておくことです。これは子どもたちを目の前にして授業を行うときにすごく大切になってくることだな、と気がつきました。どんな発問をするか、授業テクニックをどう駆使するか、もとても大事なことですが、それ以前に教える側(先生)中で教材を落とし込んでおく必要があるなと改めて実感しました。

 正直なところ、今回の発表を終えて、スッキリした達成感はあまり感じませんでした。教育実習大丈夫かなぁ、と不安が募るばかりでした。しかし、こうして発表を振り返り、言葉にすることで、見えなかった課題が出てきてこれからどうすればよいのか何となくですが分かってきました。

 まだまだ未熟な教師の卵ですが、少しずつ殻を破っていけるように変わらず頑張っていきたいと思います。ありがとうございました!(安部)