「マンガでわかる魔法のほめ方」(横山浩之著)を読んで(松田)
- 公開日
- 2018/10/28
- 更新日
- 2018/10/28
学生の学び
こんにちは。3期生の松田です。
今回は、10月28日に行われる教師力アップセミナーで講演される横山浩之先生の本を読んで得た学びを書きます。
私が読んだ本は、「マンガでわかる魔法のほめ方 PT」です。「魔法の」という部分に惹かれ、この本を読むことにしました。私は、初めてPT(ペアレントトレーニング)について知りました。この本は、一人ひとりの子どもの行動改善だけでなく、学級のような集団の行動改善にもつながるように書かれているとあり、とても興味を持って読むことができました。
読んでみて特に印象的であったのは、「減らしたい行動を無視するテクニック」です。無視するというのは、その子どもが起こす行動を無視することです。気を引こうとしてわざと注意されるような行動をする子どもがいます。そのときに注意をしてしまうと、子どもは「いけない行動をすると、相手の気を引くことができる」と思ってしまい、減らしたい行動が減らないということが分かりました。だから、減らしたい行動は無視をし、増やしたい行動をしたときにほめることが行動改善のために大切であるということを学びました。
私は英語を教えるアルバイトをしていますが、いつも「先生—!先生—!」と呼び続ける子どもがいます。いつもは、「次あなたのところに行くね」と約束をして席に座るよう促すのですが、本に倣い無視をして、行動を変えようとしたらほめることに意識を向けて関わってみることにしました。その日もいつものように私を呼び続けましたが、私が他の子どもと話すことをやめない様子を見て、すっと席に座り自分のことをやり始めました。
そこで私がほめると次からは、私と他の子どもが話し終わったの見てから私を呼ぶようになり、行動が変わりました。まさに魔法だと感じました。この本のおかげでまた新しい子どもへの関わり方を学ぶことができました。セミナーもとても楽しみです。(松田)