テレビ作品を紹介します。(中澤)
- 公開日
- 2019/02/18
- 更新日
- 2019/02/18
四方山話
こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は『生涯一度はみてほしいテレビ作品』を紹介したいと思います。よろしければ、少し付き合っていただけたら幸いです。それでは始めます。
一つ目の作品は、『地獄少女』という『アニメ』です。この作品は、以前(大学一・二年生頃)私が友達に、「もう道徳の授業はこの作品を一話分流した方がいいと思う。いや流すべきだ!」と生意気なことを考えていたアニメです。
作品の内容は、ここで紹介するよりも、実際に視聴していただくか、調べていただいた方が正確かつ効率的だと私は考えていますが、一言申し上げると、人間の道理や善悪、生死とは何かを、他者との関わりの中での人間の気持ちの動きに照らすことで、考えさせるアニメであります。最初はホラーと受け取られる人もいますが、徐々に人間ドラマであると気付くことになるいい作品です。ぜひ一見してみてはいかがでしょうか。
『晴らせぬ恨み、晴らします。』
二つ目の作品は、『仮面ライダークウガ』という『特撮番組』です。
特撮番組や仮面ライダーという言葉を聞くと、興味のない人は、「子どものための番組」と考える人がいると思います。また少し詳しい人は、「昭和と平成」という言葉が出てくると思います。みなさんはいかがでしょうか。意見には個人差がありますが私は、「確かに仮面ライダーは子ども向け作品であり、作品によっては子どもには難しい作品であると思うが、 『仮面ライダークウガ』は別格である。また、昭和と平成については、昭和・クウガ・平成であると考えている。クウガという作品は、作り手も平成に変わるにあたってこれからの仮面ライダーはどうしていこうかという悩みの中で作られた作品であります。だからこそ、今では作れない別格な作品であると私は考えています。
仮面ライダーでありながら、刑事ドラマのような、またストーリーに関して一話でのまとまり、全話を通したまとまりが整っている、そのような作品となっています。
見所は、なんといっても主人公です。私は小学生の頃にこの作品を何度も見ていました。内容についてよくわからないなか、主人公を見て、「こんな人になりたい!」と思っていました。主人公の五代雄介は、他のアニメや特撮番組にはない、ヒーローとは、英雄とは、人格者とはどういう人なのかを示していただける、そのような人です。主人公だけでなく、登場人物一人一人ドラマがあり、完成度の高い作品です。ぜひ一見してみてはいかがでしょうか。
『こんなやつらのために!これ以上誰かの涙をもうみたくない!みんなに笑顔でいてほしい!だから見ててください!俺の!変身!』
思い返せば、私は子どもの頃、もしかすると今も、ヒーローになりたいという気持ちをもっていました。その気持ちから子ども達を笑顔にしたいという気持ちになり、教師になりたいと思ったかもしれません。しかし同時に、心のなかで、『自分はああなれない』という思いや、『ヒーローになって皆からちやほやされたい』という自己承認欲求を隠し持っていました。そのために不器用な生き方をしていたり、最近、『自分はなぜ教師になりたいのか』がわからなくなりました。(原因はそれだけではありませんが。)
丁度一昨日から、何を思ったのか、ご飯を食べるときにこの作品を久しぶりに見るようになりました。すると、今まで忘れていた気持ちを思いだしたり、あの頃わからなかったことが、今見てわかるようになりました。具体的には、あの頃は『ヒーローになりたいという漠然とした思い』しかもってなく、今は『ヒーローである五代雄介はどのような人なのか』をわかるようになりました。詳しくは、ぜひ作品を見ていただければわかると思います。
あの頃は思えなかったけれど、今私は、五代雄介のような人として生きていき、目の前のやるべきことに向き合って、人生を全うしたいと考えています。そしてなれるものなら、教師として、みんなの笑顔のためになる人でありたいと考えています。
話が脱線しましたが、以上で紹介を終わります。テレビ作品というものは、子どもの頃など初めてみたときは、わからないけれど見たことがあるという事実を与え、成長していくなど時が過ぎて振り返ったときに、初めてみたときには気付けなかったことに気付かせ、その人の人格を磨くことになると私は考えています。私は、教師とはもしかするとテレビ作品の提供者のような人ではないのだろうかと考えています。最後までお読みいただきありがとうございます。
Have a nice day.(中澤佑太)