「先生のための『話し方』の技術」を読んで (矢崎)
- 公開日
- 2021/04/10
- 更新日
- 2021/04/10
四方山話
こんにちは。5期生の矢崎です。
今回は、玉置先生から卒業のお祝いとしていただきました、「先生のための『話し方』の技術」から学んだことを書かせていただきます。
私が今回学んだことは、「話すこと、聞くことは相手を『想いやる』こと」だということです。と言うのも、この本の題名に「話し方の技術」とありますが、私は、読んでいくうちに「想いやる技術」が書いてある本だと感じたからです。
「話し方の技術」と題名に書いてあるし、スピーチコンサルタントの方との本だし、スピーチの見本原稿などが載っているんだろうと思う方もいらっしゃるかと思います。私も読むまではそうかなと思っていました。
この本には、そのような見本原稿は一切載っていません。なぜなら、玉置先生と菱田さんのお二人は共通して、「話すことは思いを伝えること」とおっしゃっています。話す言葉に「思い」がなければ、「話す」とはいわないということです。ということは、見本原稿などをそのまま真似して話しても、その原稿にはその人の「思い」がないので、「話す」ことにはならず、聞く人には伝わらないのです。だから、この本には見本原稿などは一切載っていません。
そして、話す言葉に「思い」があるということは、その話を聞いてほしい相手を「想っている」ということです。だから、その「思い」を伝えるためには「想いやり」の技術が必要になります。その「想いやる技術」がこの本にはたくさん書かれています。
この「想いやる技術」は教員だけに関わることではありません。人として、とても大切な技術です。だから、この本から学んだ「想いやる技術」を基に、教員という立場の前に、人として今目の前にいる人を大切にできる話し方をしていきたいと思います。
玉置先生、素敵な本をプレゼントいただき、ありがとうございました。(矢崎)